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9月9日〜フウプ近くで3匹の子猫を保護した話〜
ホームに降り立つとやっぱり枚方は暑いな。「残暑が厳しいざんしょ」とかシャレが通じないほどの暑さ。気温計を見たら35℃近くを指していた。
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フウプに行くには、枚方公園駅の方が近い。ただ、丹波橋から特急だと枚方市駅に停車するので、ここで降りることに。でも下車して後悔。暑すぎて。仕方なしに向かうは、ビオルネ。枚方市駅からはギリギリ直射日光を避けて行くことができる。
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ビオルネから外へ出て歴史街道へ。水鉄砲してる子供達。クレープ屋さんではかき氷を食べている女子高生のグループ。バエバエ言うてた。
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歴史街道入口にあるYOKIE COFFEEさん。相変わらず流行ってる。僕みたいなおじさんが行ってはいけない気がして、まだ行ったことがない。このあたりは直射日光に当たるから早足でフウプへ向かった。
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介護施設の桃寿園さんの前を通過。なんとなく、耳がピクッとした。何かが聞こえたわけじゃ無いが、なんとなくピクっと。通り過ぎたが、気になって桃寿園さんと民家の間の路地へ近づいた。
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路地に足を踏み入れたとき、ミューミューと音が聴こえた。子猫おる。植え込みの方から確実に聴こえた。膝上くらいの高さの植え込みをかき分けるとさらにミューミューと大きな声が聴こえた。虫とかいっぱいいたけど、無我夢中でかき分けた。すると、紐に絡まっているような子猫がいた。まだ目も開いていない。紐に見えたのは臍の緒。まだ胎盤もついている。臍の緒が草に絡まり、身動きが取れない。しかも直射日光が当たっていてこのままだと死んでしまう。
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とにかく、臍の緒を切らねばと手でちぎった。植え込みから救出し、日陰に。するとまたミューミューと声が聴こえた。日陰に一匹目の子猫を置き、声のする方へ。再び、植え込みをかき分けるとまた草に臍の緒が絡まった子猫が。同じように臍の緒を手でちぎり、救出。とりあえず口の中に砂とかが入っている。おそらく初乳も飲まぬまま母猫が立ち去ってしまったんだろう。近くの自販機を探し、水を購入。大急ぎで戻り、水で口を洗い流した。
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急いで妻に電話。「植え込みで子猫見つけた。どうしよか。」すると妻が黒猫ハウスさんに聞いてみると言ってくれて、連絡をとってもらうことに。
数分後、妻から折り返しが。
「黒猫ハウスさんがちょうど譲渡会やってるから、連れてきてって言ってくれてる」
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妻と娘が車で迎えにきてくれるとのことで、フウプへ子猫2匹を連れていくべく箱を探した。ただ、そんな路地裏に箱なんてない。
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あ!八幡屋さんに聞いてみよう。八幡屋さんに向かうと、いつも店先で座っているおばあちゃんがいた。事情を話すと、「にいちゃんえらいなあ。ええことあるわ」と言って、ダンボール箱をくれた。
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段ボール箱を持って再び路地裏へ。日陰にいた子猫2匹はじゃれあっていた。元気そうでなにより。
フウプへ連れて行き、すぐに妻が到着。急いで子猫2匹を連れ、黒猫ハウスさんへ。
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到着すると、スペシャリストのボランティアさんがいて処置をしてくださった。「よく見つけましたね」「奇跡やで」と口々に言ってもらえたのと、経験豊富な方々がたまたまいらっしゃってて安堵の声が漏れた。
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ひとまず黒猫ハウスさんで300gを超えるまでは預かってくださるとのこと。その後はうちで引き取り、責任ある飼い主さんと出会えるようにフウプで譲渡会などを開催することになった。
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帰り際、「もしかするとまだ子猫いるかも」と言われた。夕方、もう一度路地を見に行った。
ミューミューと声が聴こえた。薄暗く、どこにいるのかわからない。声の聴こえる方向へ草をかき分けると、足に紐が巻きつき、逆さ吊りになった子猫がいた。また臍の緒を手でちぎり、妻へ電話。
再び、黒猫ハウスさんのもとへ行き、合計3匹の奇跡の猫たちを預かってもらうことになった。
その後、黒猫ハウスさんが立派に育ててくれて、今はうちにいる。生きててよかった。
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そして、その譲渡会を開催する。近々。
